発音・科学的トレーニング

英語脳を作る発音練習ガイド(1) 正しい発音で英語力を根本的に伸ばす発音攻略法!

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Q. 発音矯正するのは何のため?

ネイティブに伝わりやすいから?
かっこよく聞こえるため?

発音矯正の一番重要な目的は、

A. 英語力のポテンシャルを根本的に上げる

ためです。英語の「正しい発音」をする必要性があまり求められない日本では、この答えに対する認識はそれほどないかも知れません。

実は、脳科学的・言語学的見解から、「正しい発音」を習得することと「英語を習得」することに密接な関係があります。なぜなら、

*”英語脳”は、英語の正しい発音」をベースに作られる

ためです。この記事では、

“言語脳のメカニズムに働きかける”発音練習方法と手順

について詳しく解説していきます。言語脳のメカニズムにアプローチすることは発音の習得のみならず、英語力の底上げ英語自体の習得 に直結する非常に重要なポイントになります。

この「発音の攻略法」は、わたし自身が実際に2ヶ国語(英語・イタリア語)で成果を実証した方法で、

「正しい発音」をベースとした学習・トレーニングが定着してくると、学習成果にレバレッジ効果が現れてきます。これは、英語脳の形成が始まっている証拠です。

発音練習はいつから始めても遅くありません!

正しい発音」は、いつでも”英語習得への最短コース”へと導いてくれます☆★

*「英語脳」とは:
英語脳とは、脳科学的には脳の言語中枢の領域(言語野)を指し、”英語を(日本語に変換せず)英語のまま理解できる「脳の言語機能」ことを言います。英語脳についての詳しい解説記事はこちら

 

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Contents
  1. 英語脳を形成する発音練習のアプローチポイント
  2. 英語脳の形成における正しい発音の重要性〔脳科学的・言語学的理論〕
  3. 英語脳を形成する発音練習(1) – 口の筋肉へのアプローチ
  4. 英語脳形成のための発音練習(1)-2 – 英語の”音”攻略の手順
  5. 英語脳を形成する発音練習(2) – 英語の”リズム”攻略のポイント
  6. 【まとめ】英語脳を形成する発音練習: 音とリズムのアプローチ
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英語脳を形成する発音練習のアプローチポイント

言語を習得するための「脳の言語機能」において、発音非常に大きな役割を担っています。

この記事では、「脳の言語機能」に働きかけることにより発音の向上はもとより、英語を習得するための脳の仕組みを活用し英語力の底上げを目的とした『発音攻略の秘訣をご紹介していきます。

まずは、アプローチポイントを解説していきます。

言語脳へアプローチする発音練習の仕組み

「語学」は学問?技術?

「語学」は技術的な要素を含んだ学問

まず初めに、「語学」という学問にたいする認識の確認しておきます。語学の勉強といえば、”学習””学問”的な印象が強いと思いますが、語学の習得にはスポーツを習得するように「技術的」なアプローチが必要にな側面があります。言い換えると

語学「頭」「体(体感)」で習得するもの

であり、頭」=机上の学習だけでは決して習得できない学問である、と言う認識で捉えておきましょう。

発音が「脳の言語機能」に直接アプローチする仕組み

発音と英語脳形成の関係性

「発音」はさまざまな学習要素の中でも、耳(聴覚)・口(構音機能)などの感覚機能に直接的にアプローチできる要素で、脳の言語機能に働きかける重要な役割を担います。そして、

↓↓↓

感覚脳の言語機能がリンクされることにより英語脳が形成されていきます。

感覚と脳の言語機能をリンクさせるには?

上図のように、感覚脳の言語機能をリンクさせるためには、

英語の発音リズム)を体感に落とし込むトレーニングをする

そうすることで、体感 脳の言語機能の相互作用ができていきます。

英語脳が形成されるメリット:

英語脳ができてくると、脳の言語回路がアクティブになった状態英語学習をすることが可能。つまり、

リスニング力理解力スピーキング力など英語力を根本的に向上させることにつながります。つまり、

「発音」は英語学習にとって非常に重要なファクター

であることがわかります。

音とリズム: 英語の発音練習2つのフォーカス要素

英語の発音を構成する主要な2つの要素を攻略する

以下の2つの要素は、英語の発音を構成する主要な要素です。この2つの要素をマスターすることで、英語力が大きく変化します。

つまり、英語の発音そのものの変化と、同時に英語力の根本的な変化が現れてきます。

– 2つの攻略ポイント –

言語は「音」そのものに「リズム」が加わり音楽の様な構成になっています。そのため発音を攻略するためには、

1.
2. リズム

2つの角度からアプローチをしていきます。

 以下の章で、
🙂 言語脳のメカニズムについて、続いて発音の音とリズムの実際の攻略法〔アプローチポイントと手順について具体的に解説していきます:-)

英語脳の形成における正しい発音の重要性〔脳科学的・言語学的理論〕

音をベースに形成される英語脳のメカニズム

日本人であれば自然と日本語が話せるようになる様に、脳には本来、言語を習得するための『言語機能』が存在します。

英語を学ぶ際もこの脳の言語機能、つまり【英語脳】を形成し活用することが効果的な英語の習得に欠かせないポイントになります。

この機能を活用するためにぜひ知っておきたい”脳科学的” “言語学的”観点による理論をご紹介します。

1. 脳科学的理論 

脳は「過去に自分の口から出した音」を言語として認識・記憶する

つまり、脳の言語機能のメカニズムによると、ネイティブの発音をダイレクトに知覚・理解するためには、まず、

自分自身がネイティブと同じ音を出し(発音し)、脳の言語のデータベースにインプットさせておく

ことが必要。そうする事でネイティブの発音を聞いた時、

脳のデータベースにネイティブと同じ『音』でインプットされた(=自分がネイティブと同じ発音をし脳にインプットした)単語・フレーズと”ダイレクト”にマッチング・理解することができる、

ということです。つまり、

 🙂 日常の学習トレーニングを
”正しい英語の発音”ベースで行うことで、

脳の言語機能のメカニズム【英語脳】を形成でき、学習効果を底上げすることが可能

になります。

ここでもう一つ、言語学的観点から言語習得における発音の重要性がわかる理論をご紹介します。

2. 言語学的理論 

人類が進化の過程で得た最初の言語は『音声』

つまり、「言語」=「音」

言語学的理論によると、言語の成り立ちは「音」英語も日本語も起源をたどると「音」から派生しています。

 🙂 \本来言語が「音」から成り立ち、会話=「音」のコミュニケーションである、と言うことは、

英語を学ぶうえで、本来の正しい英語の「音」を学ぶことが、英語を習得するための基本条件であり”近道”である

と言うことができます。

それでは、
↓↓ 英語の発音の攻略方法と手順についての具体的な解説です ↓↓

英語脳を形成する発音練習(1) – 口の筋肉へのアプローチ

ここでは、英語の「音」を攻略するためのアプローチの秘訣をご紹介していきます。 このアプローチ方法は、

言語脳に働きかけることで英語脳の形成を促し、英語力を根本的に身に付ける

ことを目的とした発音の攻略法です。

英語の音の特徴と発音・リスニングの難しさ

英語には、日本語の発音にはない特有の(母音・子音)」や「リズム」が豊富にあり、日本人にとっては、発音をした経験のない「音」や「音のつながり(リズム)」が数多く存在します。

英語と日本語の「音」の違い:

英語も日本語も、「母音」「子音」という「音の単位」で成り立っています。音の「数」はそれぞれ(厳密には諸説ありますが)以下のようになっています。

母音 子音
英語 /æ//ʌ//ə//ər//ɑː//i//ɪ//iː//u//uː//e//eɪ//aɪ//ɔɪ//aU//ou//əːr/ /ɪər//eər//ɑːr//ɔː//ɔːr//u//uər/ 24 /p//b//m//t//d//n//k//ɡ/ŋ//tʃ//dʒ//f//v//θ//ð//s//z//ʃ//ʒ//h//l//r//w//hw//j/ 24
日本語 /ɑ//i//u//e/o/ /p//b//m//t//d//n///k//g//ŋ/ /c//s//z//h//r//w//j/ 16

母音+子音の数の合計を単純に比較しても、英語:48 vs 日本語:21日本語の音の種類は英語の半分以下です。

その中で、英語の音と”ほぼ同じ”と言える日本語の音の数は、5,6種類のみ、と言われています。

日本人にとって英語のリスニングと発音が難しい理由

音の数だけを比較しても、英語の方が圧倒的に音の種類が豊富であることがわかります。

音素数の比較
– 世界的平均数:31
– 英語:48
– 日本語:21 ※そのうち英語とほぼ同じ音の数は5,6種のみ!

音の数の比較からも、日本人にとってバラエティー豊かな英語の音の「聞き取り」や「発音」が難しい理由がよくわかります。また、

世界的にも日本語の音の数は他言語の中でも比較的少なく、これは日本人が英語を含む外国語の発音が苦手な要因のひとつでもあります。

日本人にとって英語の発音が難しい物理的な理由:

日本人の私たちがこれまで一度も「発音をした経験のない音」は、実際に発音を試みてもすぐに正しく発音することは通常困難です。

なぜなら、まず「その音を出すための口の筋肉」ができていないためです。

/英語の”音”攻略のポイント/ 正しい発音のための口の形と口の筋肉

英語の”音”を習得するための物理的な条件

英語の「音」を正しく発音するために物理的に必要なこと、それは、

攻略のカギ 英語の音を出すための「口の筋肉」を鍛えること

です。その理由は、物理的に英語の音を出すための「口の形」をつくる必要があり、その「口の形」をつくり動かすためには「口の筋肉」が必要なためです。

英語の”音”を出すための「口の形」と「口の筋肉」の関係性

英語の音を出すための「口の形」:

人が言葉を話すときの様々な「音」にはそれぞれ、その音を出すための「口の形」があり、バラエティー豊かな音のつながりは、それぞれの音を出す「口の形」を変えながら作られています。

 英語の音を出すための*口の筋肉」(日本語と英語の違い):

音を出すための「口の形」を作りスムーズに口を動かすためには「口の筋肉」が必要です。しかしながら、

日本語の「音」の特徴は、あまり口を大きく動かさず発音できること。そのため日本人は話す際あまり口の筋肉を使わない(=口の筋肉があまり発達していない)傾向にあります。

それに対して英語は口を大きくしっかり動かし発音する音が多いため、特に日本人が英語の発音の習得を目指す場合は、

”英語の発音をするための「口の筋肉」をつくる”

ことが必須になります。

*口の筋肉」とは:口の内側・舌・唇・のどの周りなどの口全体の筋肉をさします。

口の筋肉ができていないと英語の発音はどうなる?

逆に、英語の音を出すための口の筋肉が出来ていない場合、発音はどうなるのか?

正しい英語の音を出すことができない
スムーズに口を動かすことができない

と言うようなことが起こります。

口の筋肉を鍛えるには?

英語の音を出すための口の筋肉は、「音を出すことで形成される」ため、実際に音を出す作業(=正しい発音をすること)により鍛えられていきます。

ただし、英語の発音をするための筋肉は筋トレ同様、意図的にトレーニングを重ねる必要があります。

 それでは以下で、
🙂 実際に口の筋肉を作る手順とトレーニング方法について詳しく解説していきます 🙂 

英語脳形成のための発音練習(1)-2 – 英語の”音”攻略の手順

ここからは実際に、英語の音を攻略する方法とその手順について詳しく解説していきます。

40種類以上ある英語の音に対して一度に練習にとりかかるのではなく、

段階的にステップを踏みアプローチすることで、効果的に口の筋肉をつくり英語の音を体感に落とし込むアプローチの手順です。

/英語の”音”攻略の手順/ まず主要な音をマスターする

それでは、脳の言語機能の働きかける英語の”音”の攻略ポイントとその手順をご紹介します。

攻略のポイント |

まず主要な音“の発音をマスターし「口の筋肉」の基礎を作る!

攻略の手順 |

1.
主要な「音」(10音程)に数を絞り発音練習を開始、それぞれの「正しい音」をマスターする

2.
次に日常の学習・トレーニングを「正しい発音」ベースでおこない、体感にしっかりと落とし込む

そうすることで、

英語の正しい発音をするための「口の筋肉」の基盤の形成が始まるとともに正しい英語の音」を体感でつか始めます。

そして、正しい「音」が体験に落とし込まれることで、「英語脳」の形成が進んでいきます。

  それでは、
🙂 実際の発音練習のステップ英語脳が形成されるプロセスの流れをあわせてイメージ付きでご紹介します 🙂 

口の筋肉を鍛えるステップと英語脳が形成されるプロセス

ここでは、実際に行う発音練習のステップと、それにともなって英語脳が形成されるプロセスの流れをあわせて解説します。

口の筋肉をつくるステップと「英語脳」形成のプロセス:

 

01. 音を出す練習:
各「音」を出すための「口の形」をつくり音を出す部分練習
(実際の「音」もできるだけ本来の音に近付ける)

音を出すための練習は、
1. それぞれの音を出すための「口の形」を認識すること
2. その「口の形」を作ったうえで「音を出す」こと
が、基本になります。

02.科学的トレーニング法
正しい「口の形」と「発音」を実際の学習・トレーニングに落とし込む
>>
実際の発音のトレーニング方法についての詳細記事はコチラ


03.
口の動きが馴染んでくる:
正しい発音の「口の形」を保ちながら単語・文単位でナチュラル・スピードに徐々についていけるようになる。

04. 口の筋肉の形成が始まる:
01~03 の流れで英語の発音に必要な口の筋肉が鍛えられていきます。

↓↓↓
「正しい発音」を体感でつかみ始める
(体感と脳がリンクされる)

↓↓↓
「英語脳」の形成が開始

 

– 英語脳が形成される効果 –

音を聞き取る「耳」/発音する「口」の感覚が身につき体感と脳がリンクしてくると、脳の言語回路をアクティブにした状態英語学習をすることができ、

その他の数々の音についても聞き取りやすい/発音しやすい」状態にすることが可能になります。

まとめ
英語の”音”の攻略ポイント:

「口の筋肉」をつくりながら「耳・口・脳」をリンクさせ体感を鍛える

主要な音(※以下で解説)の”正しい発音”日常の学習トレーニングに定着させる。

そうすることにより感覚機能とともに英語脳が鍛えられ徐々に他の微妙な音の違いも”聞こえやすい””発音しやすい”状態になります

 

英語の主要な”音”の種類9音〔1母音+8子音〕

ここでは、言語脳に働きかける発音練習の攻略ポイントである、

最初にマスターすべき主要な音 英語の特徴的な音 9種類(1母音+8子音)

について詳しく解説していきます。

英語の特徴的な「音」とは?

英語の特徴的な音とは、特に『日本語にない ”口の筋肉の使い方” をする音』のことを指します。の基準で”必要最小限に数を絞った”のが下記の表の赤字で示した1母音と8子音です。

母音 子音
英語 /æ//ʌ//ə//ər//ɑː//i//ɪ//iː//u//uː//e//eɪ//aɪ//ɔɪ//aU//ou//əːr/ /ɪər//eər//ɑːr//ɔː//ɔːr//u//uər/ /p//b//m//t//d//n//k//ɡ/ŋ//tʃ//dʒ//f//v//θ//ð//s//z//ʃ//ʒ//h//l//r//w//hw//j/


これらの音は特に、
日本語を話す上では使わない口の筋肉を使うことが特徴になります。

使ったことのない筋肉をスムーズに動かすにはトレーニングが必要

まずはこの9つの音の口の形をつくる練習から開始しします。そして「正しい発音」を日常の学習トレーニングに定着させ、音を体感に落とし込んでいきます。

主要9音の次に重要な音の種類と発音練習方法

日本人にとっての音のさまざまな難易度

それでは、上記9種類”以外”の「音」はどのように練習をすすめればよいのでしょうか。

Q.「その他の音は練習しなくてよい?」

A. \まず主要9つの音を発音するための筋肉の形成が進み、スムーズな口の動きが定着してきた段階で、その他の音を練習に加えていきます/

英語の音の中には、日本人にとって習得が「簡単な音」と「難しい音」があります。

習得が簡単な音:
日々のトレーニングの中で「単語を聞こえたまままねる」ことで比較的容易に身につけるコトができる

習得が難しい音:
音の
違いが微妙で特定が難しいものは、音を認識し発音を身につけるには難易度が高く時間がかかる

特に習得が難しい音については、

まず「主要の9音」で耳・口の動きを慣らし口がスムーズに発音ができるようになりポテンシャルが上がった状態で、

その時の習得状況に応じてその他の「音」を発音練習に段階的に取り入れる

といった流れが効率的です。

主要9音の次に重要度の高い音の種類

以下の音は、主要9音を体感でつかめてきた段階で、次に優先的に取り入れたい発音の種類です。

〔参考〕
/s//ʃ//ʌ//ə//ɑ/,/əːr//ɑːr/,/eɪ//aɪ/,/ɔː//ou
の違い等

これらの音も、アルファベットを日本語読みをした場合とは異なる発音のため、重要度が高く最終的には習得したい発音です。余裕があれば最初から練習に取り入れるとよいですが、ただし、

たった9種類といえども、
例えば短いパラグラフを音読をする時に、これらの音を単語・文単位で適切に発音するには、
ある程度の期間しっかりと練習をする必要があります!

そのため、段階的に体感に落とし込み「口の筋肉」を慣れさせながら、練習のステップを踏むのがおススメです。

 

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英語脳を形成する発音練習(2) – 英語の”リズム”攻略のポイント

ここからは、英語の「リズム」へのアプローチ方法について解説していきます。

 😀 英語の「リズム」をマスターすることは、

英語の「音」同様に、脳の言語機能にリンクさせることで、英語力を根本的にアップさせることにつながります。

そして英語の「リズム」には、英語の「音」同様日本語にはない「リズム」が様々に存在するため、英語のリズムについても英語特有のものから取り入れていくようにします。

英語のリズムの特徴と日本語との違い

英語と日本語のリズムの違い:

上記の章で、『言語の成り立ちはもともと「音」である』、という科学的・言語学的理論をご紹介しました。

「言語の構成」は、この「音」に「リズム」が加わることで音楽の様な構成になるイメージです。

英語の多様な「音」の種類・数と同様に、以下の例のように「リズム」においても日本語のリズムとは全く違う”別もの”と捉え、練習にとりかかりましょう!

例)英語と日本語のリズムの違い

音楽のジャンルで例えると、「演歌」(日本語)「ロック」(英語)ぐらいのリズム感の違いがあるとイメージしてみましょう。

英語のリズムを学ぶ際は、日本語のリズムとは”全く別もの”という認識で、

演歌(日本語)をベースにロック(英語)のリズムを学ぼうとするのではなく、
ゼロ”からロック(英語)のリズムを学ぶ

というようなスタンスで取り組みましょう!

英語のリズムを構成する要素

言語の「リズム」を構成する基本的な要素には、ます、

アクセント
イントネーション(抑揚)

があります。これらは日本語のリズムにも共通する要素ですが、英語のリズムにはその他日本語にはない以下の様な特徴的なリズム要素があります。

リエゾン
脱落音
子音の連続
強弱

この中で、日本人が”見落としがち”かつ”英語の習得に欠かせない”重要なリズム要素が、「子音の連続」です。

/英語のリズム攻略のポイント/ 子音の連続をマスターし英語力を大幅に向上させる

ここで紹介する英語の特徴的なリズムのひとつ「子音の連続」は、日本人の英語力を大きく変えるポテンシャルを持つ重要なポイント。

「子音の連続」のリズムを体感に落とし込み脳の言語機能をリンクさせることによって英語力を底上げする効果

がありますのでぜひ習得したい要素です。

日本語にはない「子音のみの発音」とは?

日本語の音の構成は常に子音母音」で成り立っています。これはアルファベットを読む際”カタカナ読み”と呼ばれる読み方の構成です。

例)か[k+a]・き[k+i]・く[k+u] (子音+母音)

ところが、英語の音には以下の様な「子音のみの発音」「子音が連続する発音」などが頻繁に登場します。

例)clear, bread, from, great

「カタカナ英語」になりがちな主な要因

この「子音の連続」部分を”日本語風”に発音してしまうことが、

 日本人の英語の発音が「カタカナ英語」になりがちな大きな要因です!

日本語のように「母音+子音」カタカナ読みで英語の発音をしていまう癖があるため、英語の「子音が続く発音」をマスターするには特に注意して練習をする必要があります。

“Chris”
[ku-ri-su]カタカナ読み ↔ [Kris] 英語

“breakfast”
[bu-re-kku-faa-su-to]カタカナ読み ↔ [brekfəst] 英語

※カタカナ読みの母音(緑字)部分を発音しないこと!

英語の「子音の連続」を習得する3つの絶大な効果:

英語の特徴的なリズム「子音の連続」を習得することで英語のレベルが大幅にアップします。具体的には以下のようなメリットがあります;

1. 英語のスピーキングのスピードが大幅に上がる
2. 英語のリスニングのスピードについていけるようになる
3. 英語脳の形成が促進される

1. 英語のスピーキングのスピードが大幅に上がる

先程ご紹介した「カタカナ英語」と本来の英語の読みの違い(以下)からもわかるように、実際の「英語の1ワードの音の長さ」は、「日本人が同じワードを発音した長さ」よりも”本当はかなり短い”ことがよくあります。

Chris”
[ku-ri-su]カタカナ読み ↔ [Kris] 英語

“breakfast”
[bu-re-kku-faa-su-to]カタカナ読み ↔ [brekfəst] 英語

このひとつひとつの「ワードの音の長さ」が改善、つまり本来の英語の音の長さに短縮されると、「フレーズや文章の全体の音の長さ」が圧倒的に短くなる、つまり結論として、

😀 スピーキングのスピードが大幅に上がる

と言うことになります。

2. 英語のリスニングのスピードについていけるようになる

ひとつ目の効果「スピーキングのスピードが大幅にあがる」、つまり本来の英語の速さで口を動かすことができるよになる』と、

「耳」の感覚も同様に音の速さについていけるように改善されていきます。

これは言語が身につくメカニズムを活用することにより相乗的に英語脳が育っていくプロセスによるものです。

3.「英語脳」の形成が促進される

上記 1.2. の効果により、体感で英語のリズムを捉えられるようになると、ここまでの解説のように脳の言語機能にリンクされることで、英語脳を形成していくことができ、ひいては、

英語力を根本的にアップさせる

ことにつながっていきます。

↓「言語脳のメカニズム」を活用した英語脳を形成するスキームはこちら↓
英語が身につくメカニズム6つの必須要素 | 英語脳を鍛え最短で英語を習得する方法【スキーム図】脳科学的理論をベースとした「英語を身につける仕組み(6要素)」をスキーム化。英語脳をつくり最短で学習成果を出すメカニズム4要素、英語をマスターするためのプラス2要素について詳細に解説しています。...

英語の音の強弱でリズム感をUPさせる方法

英語のリズムの「強・弱」は、”単語””フレーズ””文”の中に存在し、それぞれ下記のような形で現れます。

音の「強・弱」が起こる箇所:
  • 「単語」内:単語のアクセント
  • 「フレーズ・文」内
    強」話者が重要だと思う単語が強く発音される。
    「弱」定冠詞、前置詞、代名詞(目的語)など。(力を抜いた軽い発音。リエゾンが起こりやすい)

文中のアクセント「弱」部分をマスターするとリズム感が生まれる:

”文”の中のアクセントが「弱」い箇所にフォーカス

英語のリズム感を身につけるために特に意識するとよい箇所は、”文”単位で発生する「強・弱」です(※以下参考イメージあり)。その中でも「弱」の部分、

文中で「弱」く発音される箇所 = 定冠詞、前置詞、代名詞、など

は、基本的に力を抜いて弱く発音されます。以下のイメージのように、文の「弱」の部分を意識しマスターすることでよりリズム感が生まれます。

文中の「強・弱」参考イメージ

赤✔:文中で「強」く発音されている箇所
ピンク:文中で「弱」く発音されている箇所

まとめ
英語のリズムの攻略ポイント:

子音の連続」は、
殆どの英単語の中に含まれる頻出の要素です。これを1単語ずつ意識し正しい音の長さで発音できるようになると、
1単語を発するスピードが縮まり、フレーズ自体のスピードが自ずと速くなる。

それが馴染んでくると、英語を「聞くスピード」「話すスピード」が”ぐんと”上がる。

 文中の発音の強弱の中でも、特に「弱」い発音、つまり力を抜いて軽く発音する音を意識すると、強弱がつきリズム感がうまれる。

 😉 これらのリズムを体感で身につけるとリスニング力も一緒に上がります!

 

リエゾン(リンキング)と脱落音(リダクション)の活用法

リエゾン(リンキング)・脱落音(リダクション)も英語のリズムを構成する特徴的な部分です。

  • リエゾン:語を単独では読む場合には発音されない語末の子音字が、直後に母音が続く場合に発音される現象。例)hold on → [holdon]
  • 脱落音:英語のスペルにあって本来発音されるべき音が「脱落」する、または「弱化」する現象。例:子音が重なる場合、同じ音は繰り返されず、前の子音が1つ脱落して発音されるなど。例)good day → [gooday]

リエゾン(リンキング)・脱落音(リダクション)の取り入れ方

リエゾン(リンキング)・脱落音の練習方法は、科学的トレーニングメソッドの中でもネイティブの音声にそっくりそのまま真似るトレーニング、

”シャドウイング” ”リピーティング”

により比較的自然に身につける事ができます。

リエゾン(リンキング)・脱落音(リダクション)は自然と身につく!?

「リエゾン」や「脱落音」について、個人の経験でわかったことですが、

「リエゾン」や「脱落音」は、

英語の音・リズムがある程度身についてくると、自然と「リエゾン」や「脱落音」が入るようになる

つまり、

英語の音の仕組みは、英語”本来のリズム”で話すと、
自然と「リエゾン」や「脱落音」が入る構成になっている

ということが言えます。まずは、”シャドウイング” ”リピーティング”のトレーニングで意識的にまねることから始めましょう。

【まとめ】英語脳を形成する発音練習: 音とリズムのアプローチ

〔おさらい〕英語脳を形成するアプローチ図

発音は「脳の言語機能」に直接アプローチできる重要な要素

それではおさらいです。「発音」はさまざまな学習要素の中でも、脳の言語機能に直接働きかけることが可能な重要な役割を担います(下図)。英語脳の形成のプロセスに「発音」は不可欠なアプローチになります。

〔まとめの表〕音とリズム別: 英語脳を形成する発音練習の手順とポイント

最後に、ここまで解説した英語の音・リズム攻略の手順とポイントを簡単に表にまとめます。

 \Summary!/

TO DO POINT
英語の「音」の攻略 

〔主要9音〕

1. 各音の部分練習(口の形
2.「正しい発音」ベースで学習・トレーニングを行い体感に落とし込む
(科学的トレーニング)
3.〔その他の音〕
同じ手順で取り入れる
 😎 まず主要な9音口の筋肉づくりを始め馴染ませ、体感・言語機能(英語脳)の構築を促す。
英語の「リズム」の攻略

1.
子音の連続をマスター
(科学的トレーニング)
2. 強弱の「弱」をマスター
(科学的トレーニング)

3.〔その他のリズム〕
同じ手順で取り入れる

😎 英語のリズムを体感で身につけることで英語のスピードにのる

と同時に聞き取り」の耳も英語のスピードもついてくる

\★☆手順は非常にシンプルですのでぜひ試してみてください!★☆/

 

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