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↓〔発音練習シリーズ 攻略ガイド編〕英語力を底上げする発音練習方法のガイドはこちら↓
正しい発音は英語をマスターするための基本条件
英語脳は発音をベースに形成される
英語を含む“語学”には、”頭を使う”勉強が必要な学問的側面と、スポーツのように「体(体感)」を使い身に付ける技術的な側面があります。
この”体感”を使って身に付ける、つまり、体感を使い”言語脳に働きかける”役割を担う学習要素が「発音」です。
なぜなら、
脳の言語機能は”音”をベースに構築されるメカニズム
になっており、英語であれば英語の音(発音)を軸に言語回路(=英語脳)が形成されていくためです。つまり英語を習得するには英語の「正しい発音」は不可欠。
机上の勉強にかたよった学習方法では特に見落とされがちな「正しい発音」を身に付けることは、
『根本的に英語の力をつける』ためには必ずマスターしておきたい要素です!
↓ 「正しい発音」が英語脳を形成する英語習得のメカニズムついての記事はコチラ↓
英語脳を形成する!発音トレーニング方法3つのアプローチポイント
ここでは、言語機能に働きかける発音トレーニングのアプローチポイントの【まとめ】を解説していきます。
この「言語脳に働きかけるアプローチ方法」は、「口の筋肉」を鍛えながら「耳・口・脳」などの五感と脳をリンクさせる、英語脳の形成を促す発音練習の攻略法 になります。
英語の発音のための”口の形”をマスターする
英語の”音”にはバラエティー豊かな種類があり、日本語にない”音”が数多く存在します。
つまり、英語の音には日本人が一度も「発音をした経験のない音」が数多くあり、通常はトレーニングなしで”これまで発音をしたことのない音”を出したり聞き取ったりすることは困難です。
この「英語と日本語の音の数・種類の違い」が、日本人にとって英語の発音やリスニングが難しい大きな要因のひとつでもあります。
英語の音を出すための口の形
英語の”音”を出すには、それぞれの音を出すための「口の形」を作る必要があります。
口の内側・舌・唇・のどの周りなどで、音ごとに「口の形」を変えていくことで、バラエティー豊かな音のつながりが作られます。そして、
さまざまな英語の音を出すためには、さまざまな「口の形」を作りスムーズに口を動かすための「口の筋肉」が必要です。
英語の発音のための”口の筋肉”作りとトレーニング方法
英語の音を出すための口の筋肉の必要性
日本語の発音の特徴:
日本語の「音」の特徴は、あまり口を大きく動かさず発音できる音が多いこと。そのため、日本人が日本語を話す際、あまり”口の筋肉を使わない”(=口の筋肉が発達していない)傾向があります。
そのため、日本人が英語の発音を習得するためには、
英語の発音をするための「口の筋肉」を鍛える
必要があり、口の形・口の筋肉の形成を意識して発音トレーニングを行うことがポイントです。
口の筋肉を鍛えるには?
英語の音を出すための口の筋肉は、基本的には実際に音を出す作業(=正しい発音をすること)により鍛えられていきます。
意図的にトレーニングを重ねる必要があります。
ただし、英語の発音をするための筋肉は筋トレ同様、以下で、発音の練習とともに口の筋肉を鍛えるのに最適なトレーニング方法をご紹介します。
〔科学的トレーニング法〕口の筋肉を鍛え音を体感に落とし込む
科学的トレーニング法とその効果
科学的トレーニング・メソッドは、近年「第二言語習得研究(SLA :Second Language Acquisition)」という学問領域で研究されている第二言語(外国語)を習得するメカニズムを実際の学習法にも応用したトレーニング・メソッドです。
その魅力的な効果として、
英語の発音のための「口の筋肉」を鍛えながら、
英語の「正しい音」を体感に落とし込む効果
ひいては、
があります。そのため、発音トレーニング効果とともに英語力の底上げ効果としても英語学習には欠かせないメソットです。
英語脳を形成する発音トレーニングの手順: まず主要な音を体感に落とし込む
手順のポイント
英語脳を形成を促す発音トレーニングの手順のポイントは、まず主要な「音」に数を絞って練習を開始する、そして、
主要な音の発音をまずマスターし「正しい発音」を日常の学習・トレーニングにしっかりと落とし込む
ことです。
このサイトでの「主要な音※」とは、特徴的な英語の音、特に『日本語にない ”口の筋肉の使い方” をする音』のことを指します。1母音と8子音(※以下の章でご紹介)ことです。
英語の特徴的な「音」とは?まずマスターすべき主要な9つの音
まずマスターすべき英語の主要な音とは、「英語の特徴的な音」つまり『日本語の音にない口の筋肉の使う音』のことを指します。この基準で的を絞ったのが、
下記の表の赤字で示した1母音と8子音の9種類の音です。
母音 | 子音 | |
英語 | /æ//ʌ//ə//ər//ɑː//i//ɪ//iː//u//uː//e//eɪ//aɪ//ɔɪ//aU//ou//əːr/ /ɪər//eər//ɑːr//ɔː//ɔːr//u//uər/ | /p//b//m//t//d//n//k//ɡ/ŋ//tʃ//dʒ//f//v//θ//ð//s//z//ʃ//ʒ//h//l//r//w//hw//j/ |
これらの音を出すには「日本語を話す上では使わない口の筋肉」を使う必要があるため、口をスムーズに動かすためのトレーニングが必要です。そして、
まずはこの9つの音の口の形をつくる練習から開始し、体感に落とし込んでいきます。
🙂 それでは実際に、これらの9つの音をマスターするためのトレーニング方法について解説をしていきます↓:-)
実践!英語の発音練習(1): 口の形の作り方9音〔図解付き〕
母音 | 子音 | |
英語 | /æ//ʌ//ə//ər//ɑː//i//ɪ//iː//u//uː//e//eɪ//aɪ//ɔɪ//aU//ou//əːr/ /ɪər//eər//ɑːr//ɔː//ɔːr//u//uər/ | /p//b//m//t//d//n//k//ɡ/ŋ//tʃ//dʒ//f//v//θ//ð//s//z//ʃ//ʒ//h//l//r//w//hw//j/ |
「R」と「L」の発音:口の形
「R」の発音:口の形
[R]
/r/
「R」の発音:口の形のポイント
- 舌の位置:口の上部・下部にも付かない中間で、宙に浮かせた位置
- 舌の動かし方:中間に浮かせた位置から → 喉奥の方向へひく
必ずしも「巻き舌」にする必要なし:
Rで長く伸ばす単語「」などは舌を巻いている時間がありますが、Rが先頭にくる単語「」などは、舌を置くにひく(舌を巻いている余裕がないため)
「L」の発音:口の形
[L]
/l/
「L」の発音:口の形のポイント
「R」と「L」の発音:口の形の違い
「R」と「L」の発音:口の形の違い
[R] [L]
/r/ /l/
「F」と「V」の発音:口の形
「F」の発音:口の形
[F]
/f/
「V」の発音:口の形
[V]
/v/
「P」と「B」の発音:口の形
「P」の発音:口の形
[P]
/p/
「B」の発音:口の形
[B]
/b/
「a」「th」「w」の発音:口の形
「a」の発音:口の形
[a]
/æ/
「TH」の発音:口の形
[th]
/θ/
「W」の発音:口の形
[w]
/w/
実践!英語の発音練習(2): 発音トレーニング9音〔図解付き〕
「R」と「L」の発音トレーニング
「P」と「B」の発音トレーニング
「A」「TH」「W」の発音トレーニング
実践!英語の発音練習(3): 体感を落とし込む発音トレーニング〔科学的トレーニング法〕
まとめ