今や英語学習においてもAIはマストアイテム。特に日本人の英語を話す機会が不足しがちな英語学習の課題の解消にAIは最適なツールと言えます。
ただ、どんな教材も「使い方」が重要。漠然と使うだけでは、思うような効果は得られません。
この記事では、無料のAIチャットボット「Cambly AI」(オンライン英会話 Cambly(キャンブリー)提供)をピックアップ、独学で2か国語を習得した筆者が、実際にCambly AIを使って検証した、
「英語脳」X「基礎力」X「実践力」
の3つの角度のアプローチによる「Cambly AIで学習効果を最大化するトレーニング」について具体例やTIPSを交えて解説していきます。
ターゲットは、「英語脳」に働きかけながら「基礎力」と「実践力」両方を鍛えることで”英語力の伸びしろを伸ばす”、つまり、
🏁 勉強した分だけ確実に伸びる”ポテンシャルの高い英語力”の土台を作る
ことです。
この学習方法は、Cambly AIはもとより、AI英会話全般に応用可能ですので、ぜひ参考にしてみてください🌱
✔ Cambly AIの基本情報は記事後半にて
✔ DMM英会話 AIとの比較についても記事後半で解説しています(※準備中)
✔ Cambly AIのレベル:
初級~上級まで幅広く対応。特に、英語面接やTOEIC・IELTS対策など、中級・上級者向けコンテンツも豊富です。
\Cambly AIとの併用にもおススメ!英語アプリ「スピフル」のレビュー/
- Cambly AI(キャンブリーAI)のメリットと特徴
- Cambly AI基礎トレーニング編: 英語を体感に落とし英語脳を形成するSTEP.1-2
- Cambly AI基礎&実践 | スキル強化トレーニングの方法➊~➍
- Cambly AI実践練習編: 実践で使える英語を身につけるトレーニングSTEP.1-2
- TIPSまとめ | Cambly AI 基礎トレーニング&実践練習
- Cambly AIミニレッスンの種類と参考レベル
- 「Cambly AI」と「DMM英会話 AI」の比較
- 注意点 | Cambly AI使用上気になる点
- 基本情報 | Cambly AIの始め方とAI英会話の流れ
- サポート英語アプリ | Cambly AIとの併用におすすめ「スピフル」「ChatGPT」
- まとめ | Cambly AIの可能性と実際使ってみた感想
Cambly AI(キャンブリーAI)のメリットと特徴
この章では、オンライン英会話 CAMBLY(キャンブリー)よりリリースされた、AIを相手にスピーキングを練習ができる「Cambly AI(キャンブリーAI)」の特徴とメリットを4つご紹介していきます。
AIといつでも英会話練習
Cambly AIは、英会話の練習相手となるようにトレーニングされたAIです。AIが会話の音声を聞き取り、それに対して返答するリアルな英会話が体験できます。
マイクのみでどこでも気軽にスピーキング練習が可能
AIが会話をリードし、文脈にあった質問や返答をしてくれます。こちらからは音声で返答。マイクのみでいつでもどこでも英会話練習が可能です。
ブラウザとIOSアプリで使用可
Camblyのブラウザ版、もしくはiOSアプリで利用できるので、歩きながら、家事をしながら、またはスキマ時間に、手軽に「ながら学習」が可能。
✔ 「ブラウザ版」「iOSアプリ版」それぞれのおススメの活用方法については以下の章をチェック!
シチュエーション別にロールプレイできる「ミニレッスン」
ミニレッスンでは、実生活のシチュエーション別にトピックの選択ができ、ロールプレイ形式でAIとチャットができます。シチュエーションのジャンルは大きく分けて、
ビジネス英語(就職の面接など)
資格対策(TOEIC・IELTSなど)
目的にあわせて実践的なスピーキング練習が可能です。
✔ ミニレッスンの種類は以降の「ミニレッスンの種類」でチェック!
無料で好きなだけ使い放題
Cambly AIは無料のアカウント登録だけで、制限なく好きなだけ利用することができます。”実際に英語を話す機会をつくるのが難しい”という課題をサポートしてくれる強い味方です。
幅広い対応レベル(初級~上級、TOEIC IELTS対策も含む)
Cambly AIの「ミニレッスン」には、日常会話からビジネス英語・英語資格など様々なシチュエーションのカテゴリ―が用意されているため、初級~上級までレベルに合わせて活用することが可能です。
Cambly AI基礎トレーニング編: 英語を体感に落とし英語脳を形成するSTEP.1-2
ここからは、Cambly AIを活用した「基礎トレーニングSTEP.1-2」の方法について解説をしていきます。このトレーニングのゴールは、
🏁 GOAL!
英語を体感に落とし込み「英語脳」の形成を促す
ことにより、
✔ 英語の言語回路をAtiveな(使える)状態にし、
✔ 英語力の伸びしろを伸ばす
ことです。それでは、具体的なトレーニング方法について解説していきます。
Cambly AI基礎トレーニング | 概要~トレーニングの構成とターゲット~
英語脳の形成を促すには、「音」を使った学習が不可欠です。英語脳 とは?~英語脳を形成する仕組み~
Cambly Aを使った基礎トレーニング STEP.1-2では、AI音声を使い、以下の構成とターゲットでトレーニングを進めていきます。
~ 主なトレーニング構成 & ターゲット ~
主なトレーニングの流れは、STEP.1, STEP.2 共に、AI音声を使い科学的トレーニング*(以下)をベースに、個々に英語スキルの強化(➊-➍)を加えていきます。
🏁 TARGET :
✔ STEP.1では、英語の音を体感に落としながら発音矯正を、
✔ STEP.2では、英語を「理解する力(概念化)」の強化をターゲットに、
各スキル毎の集中トレーニングを行います。
*科学的トレーニング・メソッドとは
科学的トレーニングとは、もともと”通訳訓練法”として開発されたメソッドで、「音」と感覚機能をリンクさせながら英語脳を形成・強化する学習方法です。
言語脳を感覚機能をリンクさせるトレーニングにより、学習スピードやポイテンシャルが飛躍的に向上する
作用で相乗的な学習効果を生むトレーニング・メソッドです。
科学的トレーニング・メソッドの例
- シャドーイング
- リピーティング
- ヴィジュアライズ
- オーバーラッピング
- サイトトランスレーション
- クイックレスポンス, etc.
これらのメソッドは、音声のある教材であればレベルに関わらず幅広く活用することが可能です。
Cambly AI基礎トレーニング | 手順とデバイス
共通の基本手順
① シャドウイング・リピーティング(AIからの質問文)
– AI音声で 英語を体感に落とすトレーニング –
AIからの質問/返答の音声を使って、シャドウイングとリピーティングをしっくりくるまで繰り返し、自然な英語表現を落とし込みます。
↓↓↓
② AIに返答 → AIの返答例チェック
– 自然な返答・表現力アップ –
まずAIの質問に対して返答します。
その後で、返答例をチェック。返答例から、ネイティブ的な自然な回答(アイデア・表現・言い回し・文法など)を学びます。
↓↓↓
③ シャドウイング・リピーティング(返答例)
– AI音声で 英語を体感に落とすトレーニング –
返答例の音声を使って、シャドウイングとリピーティングをしっくりくるまで繰り返し、自然な英語表現を落とし込みます。
使用デバイス(アプリ版 iOS)
Cambly AIを使用できるデバイスには、ブラウザ版とアプリ版がありますが、ここでご紹介する基礎トレーニングには、
アプリ版(iOS)
の使用が便利です。
アプリ版には、AIの返答の再生 、学習の返答を録音してから送信する機能があり、学習者のペースでポーズを取りながらトレーニングを進めることができます。
(※ブラウザ版では学習者の返答をホールドせず話した瞬間送信されます(2024年9月現在)
STEP.1: AI音声でシャドウイング・リピーティング X ➊発音矯正~英語の音を体感に落とす~
🎧 STEP.1
AI音声でシャドウイング・リピーティング
ミニレッスンを選んだら、AIが会話をスタートしてくれます。まず、でAIの音声を再生し、この音声を使ってシャドーイングとリピーティングを行っていきます。 ボタン( アプリ版を使用)
🏁 GOAL!
シャドウイングやリピーティングのトレーニングにより、英語の音を体感に落とし込み、英語脳を形成するプロセスを促します。
そのために押さえておくポイントは、
自分が英語本来の音を出す(=正しい発音をする)ことで、その英語本来の音を自分の感覚機能と脳をリンク・認識させる
こと。英語脳の形成への近道は「正しい発音」で学習することが欠かせません。
POINT!
音に集中:
音をしっかり捉え”そっくりそのまま自分の口で再現する”ことに集中する。
- 発音・リズム・イントネーションなど細部をチェックし真似る
- 英文の意味はこの時点では考えない(※理解力強化はSTEP2で行なうため)
- 英文を見ず「音のみ」でも、英文を見て「音とワードを紐づけながら」でもよい(レベルに合わせて)
手順:
先にシャドウイングで口を慣らしてからリピーティングをするなど(レベルに合わせて)
回数の目安:
自分の口の動きがしっくりくるまで。目安各3~5回(レベルに合わせて)
その他:
リピーティング:文章が長い場合は途中で停止し、パートに分けて行う
🎧 スキル強化トレーニング
➊発音矯正
〔効果〕
シャドウイング・リピーティング X ➊発音矯正
- 英語の発音・リズム・イントネーションの感覚をつかむ
- 英語の発音に必要な筋肉を鍛え、スムーズな口の動きを身につける
- 英語の「音」を体感に落とす
\AI英会話でトレーニングするメリット/
実際に自分が参加している会話や文脈を使ってシャドウイングやリピーティングの練習をすることで、
テキスト等を使って行なう場合と比べ、臨場感やインパクトが増し効果が得やすくなることが、AI英会話の学習ツールとしての大きなメリットです。
STEP.1の「シャドウイング・リピーティング X ➊発音矯正」のトレーニングで英語の口の動きが馴染んできたら、もうひとつの基礎トレーニング、
STEP.2: AI音声でビジュアライズX➋表現力➌文法力➍文章力~理解力の強化~
Cambly AIを使った基礎トレーニングのSTEP.2では英語の「理解力(概念化)」を鍛えていきます。
トレーニングのベースには、前章のシャドウイングまたはリピーティングと「ビジュアライズ」のトレーニングを加えていきます。
ヴィジュアライズとその効果
ビジュアライズは、聞き取った内容を頭の中で意識的に映像化(イメージ化)し感覚で取り込むことで、聞き取った状況を”断片”ではなく”全体”で捉えるトレーニングです。
リスニングの「情報処理力」や、スピーキングに重要な「概念化」や「理解力」を鍛える効果があります。
🎧 STEP.2
AI音声で ビジュアライズ x スキル強化➋~➍
基本の手順
STEP.2では、英語の「音」に加え英文の「意味」にも意識を向けていきます。
手順は、シャドーング・リピーティングにビジュアライズを加え英文のイメージ(映像)と共に理解に落とし込み、
その上に、➋~➍のスキルの強化トレーニングを加え、英語の基盤を丁寧に構築してきます。
ビジュアライズの方法:
前章のシャドーング・リピーティングを行いながら*、英文の示す状況を”臨場感をもってイメージ”(ヴィジュアライズ)することで感覚に落とし込む作業をします。
*最初は音読をしながらでもOKです。
ビジュアライズのコツ ~役を演じるように~:
そのセリフを言わなくてはならないシチュエーションにリアルに身を置くイメージをし英文を口に出します。
”誰に向かって言おうとしているのか”などのイメージや、さらに「感情」も入れるとより効果的です。
ビジュアライズが馴染んできたら、➋~➍の各スキルの強化を加えていきます。
英語でも意識的にトレーニングをすることでこの機能を活用できるようになります。
🎧 スキル強化トレーニング
➋表現力 ➌文法 ➍文章力・流暢さ
🏁 Goal!
ビジュアライズのトレーニングを加えることで、英語の意味を感覚的に落とし込みます。その上で、各スキルのトレーニングを入れ、英文の「概念化」や「全体を理解する力」を鍛えていきます。
基本の手順
シャドーウイング・リピーティング
+
ビジュアライズ
↓↓↓
➋表現力を強化
➌文法力を強化
➍文章力・流暢さ(英文を一気に言い切るスキル)を強化
↓↓↓
仕上げの ビジュアライズ
〔効果〕
ヴィジュアライズ X ➋表現力➌文法力➍文章力/流暢さの強化
英文の意味全体を捉え理解する力を強化
各スキルを丁寧に磨く
語学に必要なリスニング力とスピーキング力を同時に強化
\AI会話でトレーニングするメリット/
実際に自分が参加している会話や文脈を使ってシャドウイングやリピーティングの練習をすることで、
テキスト等を使う場合と比べ臨場感やインパクトが増し、効果が得やすくなります。
Cambly AI基礎&実践 | スキル強化トレーニングの方法➊~➍
➊発音矯正のトレーニング方法
STEP.1で行う発音矯正の方法とポイントについてレベル別に解説していきます。
レベル別:発音矯正が「ある程度できている場合」
シャドウイング・リピーティングをしながら、AIの音声と自分の発音を比較・チェックし修正をかけていきます。
POINT!
部分的な確認:単語・フレーズ単位で、発音・リズム・イントネーション・強弱などの確認
英語の発音の口の動きが「はっきり」と「スムーズ」にできているか確認, etc.
全体的な確認:ダイアログ単位で、レベル別:発音矯正が「初期または途中段階の場合」
シャドウイングとリピーティングをしながら、AIの音声と自分の発音を比較チェックします。
🎧Part 1.
「英文を見ながら」発音矯正を行う場合
英文を見ながらAI音声でシャドウイング・リピーティングを行い、「文字」と「音声」を紐づけながらひとつひとつ丁寧に発音を修正していきます。
POINT!
発音(母音・子音)単位、単語単位で丁寧に発音をチェック
発音練習のポイントは、
一に「口の形」、二に「音」
まず「口の形」がしっかりとできているか確認しよう!
フレーズ単位で、単語同士のつながり(リンキング/リエゾン)、イントネーション、強弱なども丁寧にまねる。
🎧Part 2.
「音だけで」発音矯正を行う場合
Part 1.が慣れてきたら、次は英文を見ずにシャドウイング・リピーティングを行い、AI音声と自身の発音をチェック。確認ポイントはPart 1.と同様です。
➋表現力の強化トレーニング(ネイティブ表現を身に付ける)
ビジュアライズをしながら、AIからの質問や返答例の英文の中から”使える”ネイティブ表現を学びます。
AIの英文の中から自分が”使える”また自分にとって”実用的”と感じる英語表現を拾い上げていき「自分が使うための英語表現」としてインプットします。
POINT!
以下の単位で、使える表現をインプットしていきます。
- 単語
- フレーズ
- 言い回し.
- 文章、パラグラフ、ダイアログ全体, etc
\ 表現を感覚に落とし込むポイント /
英語表現を”ニュアンスごと”インプットすること
➌文法の精度を上げるトレーニング
読み書きでは正しく使える英文法も、実際の会話となると正確性が落ちやすくなります。
文法の精度を上げるトレーニングでは、シャドウイング・リピーティング・ビジュアライズをしながら、AIの返答や返答例の英文を参考に正しい文法をチェックし、会話における文法の精度を上げるトレーニングを入れていきます。
Check point.1 AIの英語を参考に
AIの返答や返答例の英文を参考に、文法的に自分の理解が曖昧になっている部分を確認していきます。
例えば、「a」や「the」等の定冠詞の使い方や有無、単数・複数形、前置詞などの基礎文法~複雑な文法・構文まで、会話で正しく使えるように文法の理解を最適化していきます。
Check point.2
「自分が返答した英文」に対する「AIの返答」を参考に
自分の質問や返答に対するAIの返答の中に改善点が含まれています。
例えば、自分が返答した英文の表現に対して、AIが返答の中でその表現を復唱または言い換えをしてくれることがよくあります。
そこから自分の英語の文法的改善点を見つけて修正します。
➍文章力・流暢さを身につける(センテンスを一気に言い切るトレーニング)
英語力のレベルを一段階アップさせるトレーニング
最後に仕上げのトレーニング、英文のセンテンスを一気に言い切るトレーニングで以下のスキルを鍛えていきます。
- 流暢さ
- 文章力
- スピーキング力(リスニング力)全体
- 英語のスピードに乗るための口の筋肉形成
基本の手順
リピーティングを使います。フレーズ単位、センテンス単位(慣れればダイアログ単位)で発音に注意しながら、
AI音声が言い終わった後、AI音声をそっくりまねる様にしてリピートします。
TIPS
✔リテンション(記憶保持力)を鍛える
AI音声を聞く際、英文とその音をしっかり記憶しながら聞きます。リテンションのトレーニング効果あり。
✔ 使える英文は丸暗記
特に、自分にとって「実用性のある」英文はリピーティング練習で丸暗記するのがおススメです。
✔ 発音のチェックとトレーニングを個別に行う
英語の発音するための「口の筋肉」が十分に形成されていないうちは、スピードに乗り正しい発音で英文を言い切ることが難しいことがあります。
発音のトレーニングは、”発音が適当になっていないか”チェックと口の筋肉を鍛える効果も兼ねて個別に行いましょう。
Cambly AI実践練習編: 実践で使える英語を身につけるトレーニングSTEP.1-2
次に、Cambly AIを使って「基礎力」と同様に語学力に不可欠な要素『実践力』を鍛える実践練習のトレーニングをしていきます。
英会話の「実践力」とは?
当サイトでは、英会話の「実践力」を”実践で使える英会話力”と捉えます。具体的には、”英語をコミュニケーション・ツールとして使って目的を達成できる力”を指します。
実践練習においても、英語脳へのアプローチを意識することで、”実際の会話で使える”英会話の実践力を鍛えます。
”実践不足をいかに補うか” が英語習得のカギ
日本人にとって、「実際に英語を話す/使う」=「実践」の機会は、圧倒的に不足傾向にあり、この”実践不足”が、
- 使える英語が身につかない
- 英語力がなかなか伸びない
大きな原因のひとつになっています。
なぜなら、語学の習得はスポーツと同様、知識だけではなく「Practice=実際に使う」ことで体に記憶させる必要があるからです。
そのため、英語を習得するためのキーとして、
「実践不足」(=脳科学的には「URGENT NEED」が不足している状態)をどれだけ・どうやって解消していくか
と言う意識が重要になります。
Cambly AI実践練習 | 概要~英語脳に働きかける2つの意識付け~
英語を実際に話す機会=「実践」の不足を補うために、AI英会話は最適なツールです。ただ、その学習効果は取り組み方次第。
ここでは、AI英会話での実践練習で、言語機能と感覚をリンクさせ、英語脳をアクティブにするために重要な「意識付け」について2点ご紹介します。
Key point.1
本番の英会話と同じ「臨場感」で実践練習に臨む
AIが相手であっても、ネイティブとのリアルな会話と同等の「臨場感」を得ることを意識して会話の実践練習に臨みます。なぜなら、
「英語を話さなければいけない切迫した必要性(=URGENT NEED)」の負荷(=学びのインパクト)を本番の会話と同じようにかけるため
です。そうすることで、
”英語脳”を活性化・アクティブな状態にする効果
を狙います。
URGENT NEED(話さなければならない切迫した必要性) と英語脳を形成する仕組み
Key point.2
「話したい!」モチベーションでAIとの会話に臨む
AIとの会話であっても、
「~話したい!」「~について話したい!」
という「話す」ことの原動力(モチベーション)である”話したい”という「好奇心」「ワクワク感」をオンにして会話に臨む意識が、学習の相乗効果を上げる土台になります。
「話したい!」モチベーションでAIと会話をする
TIPS!
AIとの会話においても、この会話の「原動力のある・なし」が学習効果に反映するため、具体的には、AIだけに会話のリードを任せるのではなく、
「話したい内容」をある程度具体的に設定してから会話を始める
ことで効果を上げていきます。
例)ロールプレイ「カフェでの注文」:
実際に自分がカフェで今からオーダーする状況を想定して、「何をオーダーするか」また「カフェの店員への質問」など、例えば、
「ローカーボやグルテンフリーのメニューはある?」
「モーニングにおすすめのフードは?」
「このカフェののスペシャリティは?」
など、臨場感をもって自分の興味・関心を表現してみよう!
この「会話の原動力」は、
日常の会話においても発動している時とそうでない時があり、「集中力」「吸収力」「学びのインパクト」「創造性」などに深く影響を及ぼす要素になっています。
Cambly AI実践練習 | 基本の手順とデバイス
基本の手順
それでは、Cambly AIを使って英会話の「実践力」と鍛える実践練習を次の2ステップで行なっていきます。
✔ 実際のリアルな会話と同じようにAIと会話のやりとりをし、
「実際に目の前の人と話している感覚」でできるだけ間を空けないよう心掛けながら、AIとの会話を進めていきます。
使用デバイス(アプリ版&ブラウザ版)
Cambly AIの実践練習に使用するデバイスは、
ブラウザ版
の使用がおススメです。
ブラウザ版がアプリ版の主な違い
ブラウザ版では、学習者の返答が録音されると同時にそのまま送信されます。AIとの会話がテンポよく進められるので、会話を流して行いたい際に適しています(2024年9月現在)。対して、アプリ版は、
STEP.2: 瞬発力と流暢さを強化する仕上げの実践練習
STEP.2では、STEP.1の各英語スキルの強化を踏まえた上で、AIからの質問に対して「スムーズに返答する」ことを意識し、会話を進めていきます。
ここで注力するのは次の2つ:
- 瞬発力
- 流暢さ
会話をできるだけ止めず、可能な限り短い時間で返答することを心掛けます。
このトレーニングには、会話を流して行える「ブラウザ版」の使用がおすすめです。
STEP.2: AIで実践トレーニングをする
メリットと効果
✔「基礎トレーニング」X「実践練習」による相乗効果
STEP.1の基礎トレーニングと同じ形式で、会話を通し実践することで、基礎トレーニングで丁寧にフォローアップした各英語スキルを確認しながら総仕上げをすることが可能。
✔”URGENT NEED(英語を話す差し迫った必要性)”の負荷をかけることが日常的に可能
AIと実際の会話に近い形で英会話を流すことで、英語脳を形成する必須条件のひとつ「URGENT NEED」の負荷を日常的に取り入れることができる。
✔”手軽に”英会話の実践の頻度をあげることができる
AIを使って「手軽に」リアル会話に近い形で英会話ができることで、日常的に英会話の実践頻度を上げ上記の学習効果を得ることができる。
🎧 AIと会話を流す実践トレーニング
ポイント
POINT!
ここでの最大のポイントは、前述した「意識付け」(臨場感+話したいというモチベーション)をしっかり持つことです。これにより、
「URGENT NEED(英語を話す切迫した必要性)」の負荷をかけ、英語脳の形成を促進する
ことができます。リアルな会話をしている時と同様の心情で臨むことで、学習効果を最大限に引き出すことができます。
TIPSまとめ | Cambly AI 基礎トレーニング&実践練習
ここでは、Cambly AIで”もれなく効果を出す”ための取り組み方のポイントとTIPSをまとめます。
学習プラン(学習時間)TIPS
Cambly AIを使った学習プランは、各基礎トレーニング・実践練習を、
毎日30分 ずつ
を目安に毎日継続する。このペースは「口の動きに変化が見られる」など、体感にアプローチできる目安の学習量で、
スキマ時間などを活用し、まずは数週間~1か月継続し、英語を「話す・聞く」などの感覚に変化が見られるかどうか試してみるとよいでしょう。
トレーニングは「正しい発音」をベースに行いましょう!
ミニレッスン(ロールプレイのカテゴリ―)の選び方TIPS
興味関心・必要性・実用性のあるカテゴリ―で学習効果を高める
「ミニレッスン」のカテゴリ―選択のポイントは、会話のトピックスができるだけ自分自身が実際に、
✔ 興味・関心のあるテーマやカテゴリ―
✔ 実際に必要性・実用性のある内容
を選択すること。そうすることで会話へエンゲージメントが高まり、より学びのインパクトを受けやすくなることで、学習成果を上げる効果を狙います👉リンク
最初はシンプルな内容のミニレッスンから
ビジネス系・資格系などのカテゴリ―によってはAIの質問内容が具体化され難易度が高くなることがあります。
特に「基礎トレーニング」を行う場合は、シャドーイング・リピーティングに適切なレベル(シンプルな会話)から始め、慣れてきたらレベルを上げるとよいでしょう。
会話の進め方TIPS
基礎トレーニング・実践練習ともにトレーニング効果に注力するポイントは、
会話の難易度を上げすぎない
ように会話を進めることです。傾向として、AIは会話のやりとりが進むにつれてより詳細な質問をしてきます。会話内容の難易度を上げてしまうと、
返答を考えること自体にとらわれてしまうため、レベルに合わせて会話内容をシンプルに保つような提案や返答で、会話の難易度をコントロールしましょう。
Cambly AIミニレッスンの種類と参考レベル
Cambly AIのミニレッスンの種類についてカテゴリ―毎にご紹介します。豊富なシチュエーションでのロールプレイが準備されているため、レベルや目的に応じて使い分けが可能です。
Cambly AIミニレッスン種類と参考レベル(日常会話/ビジネス英語/資格対策/旅行系など)
【参考レベル】 | 【ミニレッスンのカテゴリ―】 |
---|---|
初級~上級 | 日常会話、旅行系 |
中級・上級 | ビジネス英語、資格(TOEIC, IELTS, etc.)系 |
以下で、現時点で確認できるミニレッスンの種類を参考レベルとともにリストアップします。
ミニレッスンの選択
| 注意事項 |
ミニレッスンの種類は定期的に追加・変更がされるようです。
ミニレッスンの選択画面には すべてのミニレッスンがリストアップされません。
ブラウザ版にはミニレッスンの検索ボックスがあるので、そこに「ロールプレイ」「仕事」「TOEIC」などのキーワードで検索が可能です。
Cambly AIミニレッスン「日常英会話」「旅行」系
初級~上級
- 「自由なトピックでチャット」
- 「言い換え表現を学ぶ」
- 「発音練習」
- 「食べ物の注文」
- 「レンタカーを借りる」
- 「ホテルの部屋の予約」
Cambly AIミニレッスン「ビジネス英語」系
中・上級
- 「会議でのスキルを練習」
- 「プレゼンテーションの前に練習しましょう」
- 「上司に最新情報を伝える」
- 「職場でのアイデアの提案」
- 「ビジネスメールを読んで返信」
- 「従業員として勤務評価を受ける」
- 「管理者として勤務評価を行う」
- 「ロールプレイ:面接の基本的な質問に回答」
- 「ロールプレイ:就職の面接」「海外の求人面接」
- 「履歴書の内容の確認」
Cambly AIミニレッスン「英語資格」系
中・上級
- 「TOEICスピーキングテスト対策:意見を述べる問題」
- 「TOEICスピーキングテスト対策:応答問題」
- 「IELTSスピーキング練習:セクション1」
\アプリのダウンロード不要・登録後すぐに使えます!/
「Cambly AI」と「DMM英会話 AI」の比較
※準備中m(__)m
注意点 | Cambly AI使用上気になる点
基本情報 | Cambly AIの始め方とAI英会話の流れ
Cambly AIの始め方
Cambly AIを始めるために必要なことは、アカウント登録のみです(以下の画面より登録へ進みます)。
アカウント登録方法〔無料〕
アカウントを作成する
アカウント登録方法は、アカウント登録ページ(以下)よりアカウントを作成。登録後すぐに無料でAIと英会話が始めらます。チャットは無制限で、好きなだけ使うことができます。
\まずは AIと話してみよう!/
AIチャットの入り方(アカウント登録後)
アカウント登録後、AIチャットへは以下の画面から入ります。
1. ホーム画面上の【学ぶ】を選択
2.【学ぶ】のタグの中の「AIと自分のペースで会話練習」を選択
AIチャットの流れ【概要】
Start!:
ミニレッスンから好きなテーマを選ぶ
1.AIが会話のテーマに沿って会話を始める(文字/音声)
↓
2.AIの質問に音声で返答 ※返答が思い浮かばない場合、You could say…をタップすると返答例を出してくれる(左図)
↓
3. こちらの返答に対してAIが返
AIで存分に練習し、スピーキングに自信がついてきたら、ネイティブ講師とのプライベートレッスンや、世界中の英語学習者と会話できるグループレッスンにもトライするのも、非常に効果的です!つかは
サポート英語アプリ | Cambly AIとの併用におすすめ「スピフル」「ChatGPT」
ここでは、「Cambly AIをうまく活用できない」または「AIチャットと併用してより効果を出したい」といった場合のサポートにおすすめの英語学習アプリをご紹介します。
より自由で実用的な会話に最適!「ChatGPT」と英会話
ChatGPTは、OpenAIが開発したAIチャットアシスタントで、さまざまな質問や会話に対応する生成AIです。
Cambly AIは、英会話の実践相手として今や必須のサポートツールです。特に、「フリートーク」での活用がおススメ。
実践的な会話練習ができ、より柔軟性のある具体的な会話のトレーニングが可能です。
英会話の実践 x 実用的な活用におススメ
具体的な情報が欲しいとき
深く掘り下げた会話をしたいとき
このような時に、”実用を兼ねたChatGPTでの英語で情報収集”を日課にしてみましょう!
例)Cambly AIの「自由なトピックでの会話」との違い
同じフリートークでも、
ChatGPTの場合は、その膨大なデータベースから現実的な情報を提供もらうことが可能なので、
例えば、「週末ハイキングに行こうと思ってるんだけど、OOの近郊で穴場のスポットはありますか?」と言うような、現実的な質問にも対応が可能。
Cambly AIのミニレッスンにある「自由なトピックで会話」の場合は、あくまで「英会話が目的」なので、
AIチャットのレベルが難しい場合のサポート英語アプリ「スピフル」
こんなお悩みにおすすめ!
返答に時間がかかる
AIの話すスピードが速すぎる
発音が正しくできず文字にうまく起こせない
AIチャットをより効果的に活用したい
『スピフル』とは、英語コーチングスクールプログリット(PROGRIT)が開発したスピーキングアプリ。
「AIチャットのレベルが高すぎる」と感じる場合など、スピーキング力の見直しや土台固めを平行して行うことで、より効果的なAIの活用をすることができます。
まとめ | Cambly AIの可能性と実際使ってみた感想
Cambly AIの可能性とAI学習の効果を最大化するポイント
実際にCambly AIを集中的に使ってみた第一印象は、「使い方(問いかけ方)次第で、活用の幅が広がり、活用の質も上がけることができる」と言う点です。
これはChatGPTを代表とする人工知能チャットボットに共通してみられる特徴でもありますが、
使い方次第で自分の目的にあわせたカスタマイズが可能
というように、Cambly AIにおいても、個人のニーズ(レベル・目的)に応じてさまざまな活用法が可能で、
学習成果を出せるかどうかも「使い方の工夫」次第
であると実感します。
AIを英語学習に最大限に活用するポイント
英語学習の目的やレベルは人それぞれ、学習者の数だけ存在します。
そのため、AIを英語学習に存分に活用するためには、まず、
自分が英語学習をする目的やゴールを
「明確」かつ「具体化」する
ことが重要になります。自分のゴールへの方向性を常にクリアにすることで、
”自分の英語力の課題は何か”
認識ができ、自身の目的に最適な学習方法や教材、またAIの最適な活用の仕方について、よりクリアに見ることがてきます。
”日本人は英語が苦手”を突破するAIチャット
一般的に「日本人は英語が苦手」である主な原因のひとつは実践不足。つまり「実際に英語を話す機会が圧倒的に少ない」こと。
この課題を簡単に解消できない現状が、日本人の”英語力の成長を阻むネック”となっている、といっても過言ではありません。
実際にCambly AIを使った感想として、英語学習においてAIチャットボットの登場は、
”リアル会話に準ずる”効果が「気軽に」「手元て」得られるツール
として革新的と言っていいほど非常に大きな可能性を感じます。特に、AIとの対話により実際に英語で話すシチュエーション、つまり、
「脳」や「耳・口」などの”体感”が英語を話すモードに切り替える
機会を”簡単に””自分で”作れるようになったことは、日々の英語学習に”抜本的な効果を生み出す”と確信しています。
| おさらい | Cambly AIの活用術
Cambly AIを学習に活用する際に意識すべきポイントは、
Point!
AIだけに会話のリードを任せるのではなく、
「どこをどう鍛えるのか」
鍛えたい部分に意識的にフォーカスする
そして、Cambly AIを使った英語脳の働きかけるトレーニングの2つのステップ:
Cambly AI
英語脳を鍛える2STEPトレーニング
STEP.1
会話を通じて
「英語力の課題点」を強化
(発音、文法、説明力、瞬発力、文章力など)
STEP.2
実際に英語を使う実践不足を補う
仕上げの会話の「実践練習」
(毎日のルーティン化:例30分/1日など)
アカウント登録だけですぐ使い始めらますので「ものは試し」ぜひ一度使ってみて、これからの英語学習の強い味方として自分に合った活用を見出してみるのはいかがでしょうか!?
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