留学 VS 国内 シリーズ

英語マスターへのロードマップ・第1章 | 英語脳を作る4つの要素ー着実に英語力が伸びるポテンシャルを身につけよう!

  • 勉強してもなかなか話せるようにならない
  • オンライン英会話やアプリ学習を続けているけど、これだけでペラペラになる気がしない
  • 日本で勉強を続けて英語は習得できる?

そうなんです、英語学習は一筋縄ではいかないのです!

実際に、日本人で英語が話せる人の割合は10%以下でも圧倒的に少ないのが現状です。

わたし自身、義務教育(話せないレベル)から学習を始め勉強しても結果が出ない」ガマンの時期を長く過ごしてきました。

その頃は、今のように自由に外国語を扱えるようになるとは全く想像できませんでした。

しかし、英語を習得するために必要な構図がわかった今、ここまでずいぶんと遠回りをしてきたと言う事がよくわかります。

この記事では、

英語習得のためのベースとなるテクニカルな部分、「英語脳」つまり「英語を話すための言語回路」の基盤作りに必要な4つの要素についてお話ししていきます。

英語脳は、意識的であれ無意識的であれ、英語を自然に話せるようになるには必要な機能です。

この基盤ができているかどうかが、
英語学習の成果に大きな違いを生み、目指すゴールへの方向性を定める重要なポイントになります。

ぜひ、英語をマスターするまでの道のりを遠回りせず、迷子にならず、着実に進むための参考にしていただければ幸いです★☆

『英語マスターへのロードマップ⛳』シリーズ:

このシリーズは、英語をマスターする(英語を習得する=各々の目的に合わせ、英語を自由に使いこなせるようになること)までの最短ルートをステップバイステップでお話しするシリーズです。

この記事の「英語脳を作るメカニズム」の根拠:

この記事の記載内容は、

  • 脳科学的・言語学的見解
  • 筆者が20年以上にわたり外資系企業など国際ビジネスで英語を使いキャリアを積んできた経験と、2ヶ国語(英語/イタリア語)を習得する過程で実証した成果
  • 筆者がこれまで関わった数々の英語話者の人々(特にビジネスで身近に関わった英語上級者)の学習背景のリサーチと統計

に基づいた分析により構築しています。

Contents
  1. はじめに:英語マスターへの道へは「英語脳」を装備して行こう!
  2. 英語脳とは?基盤を作る4つの要素(1)~(4)
  3. 英語脳の基盤を作る(1) – 正しい発音
  4. 英語脳の基盤を作る要素(2)ー科学的トレーニング(シャドーイング等)
  5. 英語脳の基盤を作る要素(3)ー学習時間「習慣化」x「継続化」
  6. 英語脳の基盤を作る要素(4):実践 = URGENT NEED

はじめに:英語マスターへの道へは「英語脳」を装備して行こう!

❓ 英語脳ができてないと英語は習得できませんか?

「英語を習得する」と言うゴールまでの道のり全体を捉えた時、わたし自身の経験から言えるこの問いに対しての回答は、

英語脳という
脳の言語機能を備えることはマスト装備

になります。その主な理由は、次の2つの観点によるものです。

英語習得に英語脳が必要な理由.1 – テクニカルな観点

目標に届くジャンプ力を身につける!

英語脳が英語習得に必要な1つ目の理由は、

英語脳は、テクニカルな面で「英語習得」と言うゴールに到達するために、ポテンシャルとして備わっていることが必要だからです。

このポテンシャルとは、目標の高さへ到達するためのジャンプ力(身体能力)のようなもの。このジャンプ力を身につけることで、

ひとつ目の目標に到達し、そこから次の目標へと着実にレベルアップを積み重ねられる「根本的なポテンシャル」を備えて進むことができます。

英語習得に英語脳が必要な理由.2 – 効率的な観点

語学の習得は「根気」勝負!?

英語脳が英語習得に必要である2つ目の理由は、「学習効率」に関する点です。

一般的に、ひとつの言語を習得するには、地道な「努力」と「時間」を要します。つまり、

ゴールまでの道のりが
とにかく長い!

のです(!!)。英語学習に起こりがちな、途中で「諦める」「挫折する」などが多い背景にも、この「道のりの長さ」が大きく影響しています。

そのため、英語習得へのゴールへ導く重要なスタンスのひとつは、

学習効率をどれだけ上げることができるか

この課題に対してプライオリティを上げ取り組むことです。

こう言った観点から、学習効率に大きく関わる英語脳という機能を備えておくことは「マスト装備」になります。

語学習得までの道のりには2段階のフェーズがある

更に、その道のりには大きく分けて「2段階のフェーズ」があることも事前に認識しておくことが大切です。

語学習得までの2段階フェーズ
—————————————

1 学習のフェーズ –> 2 活用のフェーズ

このように語学習得への道は、単なる「学習」のみにとどまらず、その先の「実用で活用する」フェーズ、つまり、

実践を通じて習得を深めるステージ

へと続きます。(詳細は特集記事->)

特に本質的な意味で「自分の言語’として本物にしていくためには、時間をかけてこの活用のフェーズを充実させていく必要があるため、

「学習のフェーズ」をなるたけ早く卒業し「活用のフェーズ」へのスムーズがに移行するために、効果的に習得スピードを上げることが非常に重要になります。

そのためにも、学習効率に大きく影響を及ぼす英語脳を備えておくことは必要不可欠になってきます。

→第2章へ『英語習得への最短ルートの歩み方』

英語脳とは?基盤を作る4つの要素(1)~(4)

❓ 大人になってからでも英語脳は作れますか?

英語脳は、必要な英語学習の取り組み・アプローチを行うことで、いつからでも作り始めることができます。

この章では、英語脳とその構造について概要をお話ししていきます。

英語脳とは?

英語脳は、英語を理解し話すための言語回路

日本人であれば自然と日本語が話せるようになる様に、脳には言語を理解して話す、さらには習得するための機能である言語回路(=言語脳)が存在します。

英語脳とは、日本語(母国語)を話す機能とは別に、英語を話すための言語回路(言語脳)のことを言います。

*脳科学的には、脳の言語中枢の領域(言語野)を指します。*以下の脳のCT画像を参照

「英語脳ができている状態」ってどんな感じ?

実際に、英語脳が構築されている状態とは、

英語を(日本語に変換せず)英語のまま理解できる状態

と言われています。

成人してからでも「英語脳」はつくれるか?

SLA(第二言語習得論)研究において、第二言語を話すための脳の言語回路は成人してからでも構築が可能と言われており、

個人の体験からも適切な学習の取り組みをすることで、成人してからも英語脳を作り活用することができると捉えています。

英語脳の絶大な効果

「英語脳」が作られると、言語脳にダイレクトにアプローチした英語習得のプロセスが形成されます。その効果は、

英語脳の効果

1. 学習効率が相乗的に上がる
2. 英語学習力の(ポテンシャル・伸びしろ)が上がる

このように、「英語脳」を構築学習やトレーニングや実践を重ねていくことで、学習能力に根本的なポテンシャルを生み出すことができます。

英語脳が作られる仕組み | 4つの構成要素〔図解〕

英語脳の4つの構成要素〔スキーム図〕

❓ 英語脳はどうやって作るの?

まず「英語脳が作られる仕組み」の全体像を、以下のスキーム図で見てみましょう。

英語脳は、(1)→(4)の順に、4つの構成要素互いに働きかける相乗効果により段階的に構築されていきます。

英語脳を構成する4要素

1. 正しい発音
X 2. 科学的トレーニング(シャドーイングなど)
X 3. 学習時間〔習慣化X継続
X 4. 実践=UGENT NEED

(1)→(4)それぞれの要素について次章で詳しくお話ししていきます。

英語脳は実際に存在する!?~脳のCT画像と研究レポート~

<参考文献>
英語を話すための脳の言語野についての研究レポートです。

研究レポート『脳科学から見た効果的多言語習得ののコツ』植村 研一教授/脳神経外科医)

(植村教授による研究レポートの引用)

英語脳の基盤を作る(1) – 正しい発音

この章では、英語脳の基盤を構成する4つの要素のうち最も根本的な要素:「英語の正しい発音」についてお話していきます。

❓ 発音矯正はした方がいい?

本気で英語の習得を目指すのであれば、この問いに対する回答は、

絶対にした方がいい(!)

になりなす。

日本人にとって、英語の発音は決して簡単ではありません(具体的な理由は後述)。特に、大人になってからの発音矯正はよりハードルの高さを感じるかもしれません。

また、日本の現状では、発音矯正を”しなくても通じる”背景も味方して、その必要性も曖昧になりがちです。

しかしながら、語学学習において「発音」は、

「脳が言語を学ぶ原理」に直結する要素

であるため、英語を習得するためには必ずアプローチしておきたい項目になります。

せっかく時間をかけ英語を勉強するのなら、英語脳の絶大な効果を装備してゴールを目指していきましょう!

英語脳は「音」をベースに作られる!脳科学・言語学理論

英語脳の基盤が作られる原理

脳科学や言語学の分野において、言語回路の成り立ちに関してこのような理論があります。

脳の言語回路は「音」をベースに形成される

(その根拠については後述します)

と言うことは、英語の場合、英語を理解し話すための機能(言語回路=「英語脳」)は「英語の音」をベースに構築される、と言うことになります。

このプロセスの原理がわかる理論を2つご紹介します👇
言語を学ぶ自然なプロセスをイメージしてみてください

1. 脳科学理論
〜脳は「音」で言語を認識している〜

以下は、脳科学の観点から捉えた「脳の言語回路が音をベースに形成される」理論です。英語を「科学的に自然なプロセスで学ぶ」ヒントになります。

脳はどうやって言語を習得するのか?

脳科学的観点では、

”脳は「過去に自分の口から出した音」を
自分の言語として認識し記憶する”

と言われています。このプロセスを英語学習に当てはめると、次のようになります。

自分自身がネイティブと同じ英語の音を出す(発音する)

↓↓↓

✔︎ 自分の脳に言語データベースにインプットさせる

そうする事で、ネイティブの発音を聞いた時、

脳のデータベースにネイティブと同じ『音』でインプットされた(=自分がネイティブと同じ発音をし脳にインプットした)単語・フレーズと

✔︎ ダイレクトにマッチング・理解することができる

このように、脳が本来持ち合わせている言語を学ぶプロセスを、英語学習に活用するには、

・結論・
———-

英語学習やトレーニングを「英語の本来の発音」をベースに行うことが必要つまり、

英語学習を「英語本来の正しい発音」で行うこと

これが、英語の言語回路=英語脳を形成するファーストステップになります。

2. 言語学理論
〜人類最初のコミュニケーション・ツールは「音声 」!?〜

次に、言語学的観点による「人類の言語のルーツ」がわかる見解です。

人類が進化の過程で得た最初の言語は
音声」である

つまり、

「言語」=「音」

言語の成り立ちは「音」。
英語も日本語も起源をたどると「音」から派生している。

この理論から読み取れることは、

・結論・
———-

語の成り立ちは「音」であることから、
会話=「音のコミュニケーション」
と捉えることができる

言語学的観点からも同様に、

英語習得を目指すにあたり、英語をスムーズに学ぶための基本は、「本来の英語の音(発音)で英語学習をすること」と言うことができます。

英語と日本語の発音の違い~日本人の英語力が伸びない根本原因~

日本人は「英語が苦手」とよく言わます。

その背景には、日本人が「英語の発音が苦手」であることが大きくかかわっています。

英語の「音の数」は日本語の2倍以上!?

英語の発音には、”日本語の発音にはない”英語特有「音(母音・子音)」「リズム」が非常に豊富に存在します。

参考:世界の言語の「音の数」の比較
音素数の比較

– 世界的平均数:31
– 英語:48
– 日本語:21
※そのうち英語の音と共通する音の数は5・6種のみ!

他言語の「音の数」からも、日本語の音の種類は世界的に少ないことが分かります。

そのため、

日本人が英語を学ぶ際は、これまで発音をした経験のない「音」「音のつながり(リズム)」を数多くマスターする必要があるため、

この、日本人にとって非常に特徴的な英語の発音が、「日本人がなかなか英語が身につかない」大きな要因の発端になっています。

>>参考:世界の言語の「音の数」の比較

日本人の英語が伸びない原因と発音の関係

一般的に、日本人は「英語が苦手」と言われます。その原因の根本には、

日本人は、英語の発音が苦手

と言う側面が挙げられます。なぜなら、発音言語を習得するメカニズムのベースになっているためです。

日本人が英語の発音が苦手な理由

英語の「発音」の特徴から、日本人にとって馴染みのない発音が多いため、英語の音の「聞き取り」や「発音」の難易度が高いこと。

日本の社会的傾向では、英語の「正しい発音」をする必要性を求められることが少ないため、「独自の発音のままでも通用する」という認識があること。

つまり、

  • 英語の発音をすることが恥ずかしい
  • 正しい発音の仕方がわからない
  • 重要性をあまり認識していない

などの理由で「発音矯正」をしないまま学習を続けているケースが現状多く見られます。

このような背景が、日本人が「英語が苦手」「なかなか上達しない」という状況に起因しています。

独自の発音のままだとどうなる??

発音矯正をせず、自己流の発音で英語学習を続けた場合の言語回路のプロセスは、

本来の英語の音とは「異なった音」を一旦言語脳にインプットさせることになるため、実際ネイティブ・スピーカーの発音を聞いた時、

「ネイティブの音」と、それとは「異なった音」で脳にインプットされたデータダイレクトにマッチングができない状態になるため、

  • 聞き取れない
  • 音が聞き取れててもすぐに意味が分からない
  • 理解に時間がかかる

といった状況が起きやすくなります。つまり、非常に非効率言語回路の使い方をすることになります。

発音矯正は難しくない!?

一般に日本国内の英語学習において、「発音矯正」の優先順位はあまり高くはなく、或いは、気にはなっているものの”手つかず”のままでいる傾向がよく見られます。

  • 今さら遅くない。。?
  • どこで教えてもらえばいい。。?
  • 英語の発音って本当にできるようになるの?

発音矯正「難しい」或いは「面倒」などと思われがちですが、

発音矯正は「やり方次第」

で、難しくも習得可能にもなります。

英語学習長期戦です。思い立った時点で発音矯正を始めることが、ここからのゴールへの最短コースと言えます。

今からでも遅くない 🙂

英語脳(英語の言語回路)は成人してからでも、いつからでも作ることが可能です。そして、発音矯正の成果は、筋トレやストレッチなどと同様、やれば必ず応えてくれます!

自分でできる 😎

発音矯正のポイントは、まずは、英語の発音をするための「口の形」を作れるようになること。そのためには、

発音矯正のトレーニングを繰り返し「口の筋肉」を形成する

ことが重要です。「口の筋肉」「聴覚」「リズム感」を同時に鍛え、英語の「音」感覚的につかんでいきます

難しくない 😀

例えば、発音矯正の参考書にあるように、数ある英語の音を最初から全てマスターする必要はありません

なぜなら、英語の「音」の中には実際、成人した外国人がいきなり完全にマスターするにはハードルが高い音もあります。

そのため、まずは、

主要な音からマスターする

こと。そこから、英語の発音をするための「口の筋肉」を作り英語脳の構築を開始します。

\発音矯正の攻略方法はコチラで詳しく解説/
英語脳を作る発音練習ガイド(1) | 音とリズムへの効果的なアプローチ手順英語脳は”音”をベースに形成されます。この記事では、脳のメカニズムを活用した発音攻略法をご紹介。英語力を底上げし”英語の習得” を目指す手順を解説していきます。...

英語脳の基盤を作る要素(2)ー科学的トレーニング(シャドーイング等)

Q. 英語を体感で身につけていますか?

語学「学問」であると同時に「技術」でもあります。そのため、スポーツのように、頭だけではなく体感で身につけるアプローチが重要になります。

ここでは、英語を体感で身につけるための学習法である「科学的トレーニング」について解説していきます。

このトレーニングは、(1)正しい発音との相乗効果で英語の言語回路、つまり英語脳の基礎を固める役割を担ってくれます。

第二言語習得研究(SLA)による学習法

近年「第二言語習得研究(SLA :Second Language Acquisition)」という学問領域において、第二言語(=外国語)を習得するメカニズムが研究されており、その成果が実際の*学習法*以下科学的トレーニング”と省略)にも応用されています。

このトレーニング法は、もともと通訳訓練法として開発されたメソッドですが、

レベルや目的にあわせ教材を選ぶ

ことで一般の学習者にも応用がすることができ、今では広く普及している実践的な学習法になっています。

科学的トレーニング | 目的と効果~英語脳を意図的に形成するメソッド~

科学的トレーニングの目的

英語脳の形成における科学的トレーニングの主な目的は次の2つです:

1. 発音矯正 のトレーニング (※音声を使用するトレーニングにおいて)
2. 英語を「脳に言語として認識させる」と同時に「体感に落とし込む」

Tips! ~目的を意識することで成果が上がる~

トレーニングを行う際は、その目的と効果を認識した上で行うとより効果的です。つまり、

自分の英語力の「どの部分」を鍛えたいのか?

鍛えたい箇所をしっかり意識してトレーニングを行うことで学習成果が高まります。

科学的トレーニングの効果

科学的トレーニングでは、脳にもともと備わっている言語機能の仕組みを利用して学習することができるため、学習効率が根本的にUP英語力自体のポテンシャルを高めることが可能です。

具体的には、言語をその「音」に乗せて

インプット・アウトプットする力

を鍛えることができ、また体感的には

英語の「音」が体に馴染んでくる感覚

を身につけることができます。

科学的トレーニング | 種類とおすすめメソッド7選

科学的トレーニングメソッドには、よく知られているものではシャドーイングリピーティングなど、様々な種類があります。

本記事では、まずは基本としてマスターしておきたいおススメの7つをご紹介します。

科学的トレーニング~7つのおすすめメソッド~

 

① ディクテーション
② リピーティング
③ シャドーイング
➍ サイトトランスレーション
❻ リプロダクション
❼ クイック・レスポンス

おススメの活用方法~鍛えたい箇所にあわせて使い分ける~

これらのメソッドには、主に大きく分けて「インプット力」または「アプトプット力」を鍛える2つの効果がありますが、

その上で「鍛えたい要素」(例えば、リスニング力、スピーキング力、理解力表現力、語彙力など)に応じて目的別に使い分けができ、スキルの部分強化に活用することができます。

各トレーニングのやり方=>

||シナジー効果|| 英語脳の構築を開始する(1)X(2)

それでは、英語脳の基盤をつくるファーストステップ、(1)正しい発音と(2)科学的トレーニング相乗効果とそのプロセスについてまとめます。

(1)正しい発音  X  (2)科学的トレーニング

”学習能力のポテンシャルを上げる土台作り”の
プロセス

(1). 自分の口から「英語そのものの音(=正しい発音)」を発し、その音を自分の脳に言語としてインプットする。(※仕組みの解説は(1)正しい発音へ)

↓↓↓

(2). (1)のプロセスをベースに科学的トレーニングを行うことにより、
”音”を「脳」と「感覚機能」にリンクさせ体感に落とし込みながら英語の言語回路(英語脳)を構築していく。

(1)X(2) の相乗効果 – まとめ –

英語脳を作る過程において、(1)X(2) のプロセスにより、

英語を英語のまま身につける」感覚

を身につけていきます。

この「体感で言語を身につける」感覚 を軸に学習することにより、”スムーズ”かつ”効率的”な学習のプロセスを活用する ことが可能になります。

スポーツで例えると、

筋トレや基礎体力作りまた素振りの練習など、パフォーマンスを発揮するための基盤作りのプロセスにあたります

英語脳の基盤を作る要素(3)ー学習時間「習慣化」x「継続化」

やってもやっても身につかない😥

往々にして長期戦を強いられる語学学習の壁を突破するための重要なアプローチのひとつは、

いかに効率的に習得できるか

という時間効率にかかわる要素です。言い換えると、「どれだけ時間をかけるか」というより、

”どういう時間のかけ方をするか”

という点が重要になってきます。この英語学習における時間的要素は、英語脳を構成するために不可欠な3つ目の要素になります。

日本人が英語習得に必要な学習時間は?

一般的に「日本人が英語をゼロから習得するのに必要な学習時間」は、

短いもので「約2200時間*アメリカFSI指標)」、長いものでは「約3000時間~6000時間*〖参考ページ〗The Foreign Service Institute (FSI) Language Learning Difficulty for English Speakers

と諸説あり、高校までの義務教育に約1000時間を投入済みとすると、残りの所要時間は約1200時間~長いもので約5000時間、と言うことになります。

数字はあくまで参考値

実際に習得までに必要な学習時間は、個々の現時点の英語レベルまたは学習体制・目標レベルなどにより大きく異なるため、あくまで参考値と捉えるのがよいでしょう。

フォーカスすべき学習時間の捉え方

”英語学習で効果を出す”、つまり本記事では「英語脳へのアプローチにより最短で英語を習得する」ための学習時間の捉え方は、

「累積時間」
よりも
『時間のかけ方』

にフォーカスすることです。

効果的な「時間のかけ方」とは?

英語学習における効果的な「時間のかけ方」とは、

= 英語脳を形成するために必要な「時間のかけ方」

でもあります。それでは以下で効果的な時間のかけ方について詳しく見ていきましょう。

英語学習の効果的な時間のかけ方:「習慣化」X「継続化」

英語学習の成果を出す効果的な「時間のかけ方」

 「習慣化」 X 「継続化」

つまり、英語学習「習慣化」し、それを「継続化」すること。

これは、幼少期に母国語を学ぶ際のプロセスである母国語方式に沿った理論によるもので、英語脳を作るうえで必要な「時間のかけ方」になります。

英語学習のルーティン化 ”ベストプラクティス”~ 帰国子女のケース ~

英語圏で育った日本人帰国子女のケースで例えると、

”英語を聞き話す日々(習慣)を何年も続ける(継続)”ことで言語を習得していることがわかります。この例からわかる英語学習をルーティン化するポイントは、

トレーニングを日々「習慣的」に行い、それを「継続する」こと。

このような「時間のかけ方」が、英語の言語回路(英語脳)を構築し効率的に英語力を身に付ける必要条件と言うことができます。

それでも一定量の時間は必要!

英語学習を上記のようにルーティン化、つまり「習慣化」X「継続化」したとしても、英語習得には一定量の時間を投入することが必要です。

そこで、実際このように学習をルーティン化した場合、

❓ どの位の時間配分で、どの位の年月を続ける必要があるのでしょうか?

\以下の、一般的に言われる「英語習得に必要な学習時間」を目安に試算した結果をみてみましょう👇!/

それでも英語習得には時間がかかる!?~立ちはだかる壁と落とし穴~

1日1.5時間~3時間の学習を2年間継続!?~社会人のケース~

例えば、留学や海外生活(英語圏)では、日常的に英語に触れる機会が溢れているため英語学習の「習慣化」X「継続化」が比較的容易にかなうことが想像できます。

では、国内学習の場合はどうでしょう。 

実際に学習を「習慣化」X「継続化」して英語を習得するに至るまで、いったい、

❓ どのくらいルーティンを続ける必要があるのか?

目安として、一般的に言われる「英語習得に必要な学習時間」から概算すると以下のような学習計画になります。

(仕事以外の時間に)
毎日1.5時間~3時間2年間継続する*

これは、なかなか気合い根性が求められるプランと言えるのではないでしょうか。

*学習時間の概算(詳細)~「2年達成計画」のケース~

「英語習得に必要な学習時間」のデータから、一番短いもの「*2,200時間」「2年」を達成目標に見積もった場合概算で、

”毎日「1.5時間」を2年間走り続ける”

必要があることになります。(※高校までの義務教育に約1000時間を投入済みとして、残りの1,200時間で概算)

仮に、中級から上級を目指す場合を「3000時間~」で見積もるとった場合は、

”毎日「約3時間~」の学習を「2年間」継続する”

概算になります。

さらに、
長い英語習得への道のりには、こんな落とし穴もあります👇!

英語力は”後退”もする落とし穴

陥りやすい”Up and down” のスパイラル

語学の学習プランをたてる際、ぜひ考慮しておきたいのが、

言語は使わないと忘れる

という点です。せっかく覚えた単語や表現、馴染んできた発音なども、しばらく”勉強をしない”または”使わない”期間ができると、徐々に「忘れていく」と言うことです。

つまり、

😥 たとえ2,3年かけてあるレベルまで到達したとしても、その後も使い続けなければせっかく身につけた英語力は低下し、

また元のレベルに戻す為の学習に時間と労力をかけることになります。

英語力が後退する目安:

英語力の後退は、レベルや使用しない期間の長さにもよりますが、習得レベルが浅い程「後退の度合い」は大きく、英語上級者でも使わなくなると少しずつ後退が始まります。

英語学習の時間的課題を打開するには??

この“Up and down”のスパイラルから抜けだし、より”効率的”に英語力を積み上げるための時間的戦略は、長期的スパン」で学習プランをたてること、

つまり、長期的視点で、

「習慣化」x「継続化」
が実現可能な環境設定をする

ことが、ゴール達成への近道になります。

“休息日” の効果 zzz..

「習慣化」=「必ず毎日」という意味ではありません。”1週間(7日)のうち1日は学習をお休みし寝かせると脳への浸透効果がある” という説もありますので、「休息日の効果」も活用して見てください。

英語学習の「習慣化」X「継続化」を自動化する環境設定

例えは、気合い根性「習慣化」x「継続化」を突破するのもひとつですが、1日「1.5~3時間」x 2年間の学習プランを立てる前に、長期的視野で検討しておきたいのが、

学習環境の設定

です。特に、英語を使う機会の少ない国内学習において、学習環境は結果を左右する非常に重要なポイントになります。

英語学習の最強の環境設定とは?

中でも「習慣化」x「継続化」を実現するための環境設定として最強の学習環境とも言えるのが、

仕事で英語を使うこと

英語学習の「習慣化」x「継続化」を実現し、時間的課題を一気に、しかも「省エネ」で解決するベスト・ソリューションです。

 🙂 仕事時間が英語学習時間になる!

仕事時間(一般的に8時間/日 x 5日/週)に英語に触れる機会を持つことが可能な”理想の時間効率”で、

習慣的」に英語を使う日々を「継続する」環境自動化する、特に国内では最強手段と言えます。

「仕事で英語を使う」環境には、時間的メリットだけではなく、その他英語習得に欠かせない数々の絶大なメリット・相乗効果がセットでついてくる好環境ですので、キャリアプランをたてる際も、ぜひ検討しておきたい選択肢です。

\国内でも留学に匹敵する「仕事で英語を使う」絶大な効果についての詳細はコチラ/

国内でも留学並みの英語力を身につける最適解~英語を仕事で使う絶大な効果~【グラフ比較】日本で英語の勉強をしている人は数多くますが、実際に英語を話せる人は10%以下と言われています。英語を仕事で使うと効果的な理由とグラフで解...

||シナジー効果|| 英語脳のプラットフォーム化と定着 (1)(2) X (3)

(1)(2) (3)習慣化 X 継続化

”英語脳をプラットフォーム化する”
プロセス

(1)正しい発音 x (2)科学的トレーニング英語脳を形成するプロセス(3)習慣化 x 継続化 させることで、英語脳をフラットフォーム化させていきます。

このプロセスは、言語の本来の習得過程にもあたります。

 

”仕事で英語を使う” = 理想を叶える最強手段:

一日・週の大半(一般的に8時間x5日)を過ごす仕事時間に英語を使う=「習慣化」、またその生活環境を何年も続ける=「継続化」を実現できる、この上ない理想の環境を設定することが可能です。

スポーツで例えると、

基礎体力を作った後、それを維持し発展させるための日々のトレーニングにあたります。

このフェーズでは、(1)X(2)での筋トレやランニングなど基盤の構築をルーティン化することで、徐々に体が動きを捉え基盤を強化し定着させていきます

英語脳の基盤を作る要素(4):実践 = URGENT NEED

❓ 実践は足りていますか?

この章では、英語脳を形成する4つの要素の中でも一番のKeyfactorであるURGENT NEED(=実践)について解説していきます。

英語脳を形成するフォーメーションは、このURGENT NEED(=実践)の要素を伴うことで完成します。

URGENT NEEDの役割と効果~ここで英語脳にスイッチが入る~

URGENT NEEDとは:

URGENT NEEDとは、例えば、英語のネイティブ・スピーカーに話しかけられた時など ”とっさに英語を話さなければならない状況・切迫した必要性”のことを言います。

つまり、URGENT NEEDとは、実際に英語を使うこと、

= 実践

と捉えることができ、次の言語学的理論からも言語を習得する上で欠かせない重要な要素です。

URGENT NEEDの必要性
言語学的理論:

人は幼少期に母国語を覚える過程において

Urgent Need
(英語を話さなくてはならない差し迫った必要性)

を常に求められる状況下で”実践”を積み重ねることにより、言語を記憶・習得していきます。〔母国語方式

– 言語の本質が英語学習のヒント –

つまり、言語は本来コミュニケーションのために発達した手段=”使うことを目的としたツール”であるため、

“実際に使って「実践」を重ねる”ことにより、脳の言語回路(英語脳)が作られ発達する仕組みになっています。

この言語習得の本来の仕組みを学習に活かすことが英語習得のポイントです。

URGENT NEEDの役割:

英語脳を形成する仕上げの要素

URGENT NEED(=実践) 」は、英語脳構築のフォーメーションを完成させる重要な役割を担います。

具体的には、

(1)正しい発音 X (2)科学的トレーニング X (3)学習時間のプロセスによりスタンバイ状態にした英語脳の基盤に、

URGENT NEEDのインパクトを与えることにより、

英語の言語回路(英語脳)のスイッチを「ON」にし、
Activeな状態(いつでも使える状態)にする

働きをします。

URGENT NEEDの効果:言語を”使える状態”にするためのインパクト

実践により得られるURGENT NEEDが与えるインパクトは、英語脳をアクティベートする、つまり、

英語をインプット・アプトプットする回路を活性化し、
英語を「使える」状態にする

と言う、言語を習得するために不可欠な効果をもたらします。

練習では得られない「実践」の絶大なインパクト

実際の実践の場において「URGET NEED」=英語を話す必要性が求めらる瞬間のインパクトは、リアルに受ける ”負荷” や ”学び”の刺激が非常に大きく、

そのインパクトの質や大きさは、学習やトレーニングのアウトプット練習で受ける”負荷”や”刺激”とは別物と言ってよいほど、学習では補う事ができない要素です。

実践=URGENT NEEDの”量”と”質”:更なる活性化のカギ

国内VS海外 | 学習環境からわかる「URGENT NEED」の重要性

”海外(英語圏)で生活すると英語が話せるようになる”

このような一般認識があるように、国内学習と比較して海外での生活環境は英語学習に有利であることは間違いありません。つまり、英語脳を効果的に形成するのに適した環境、ということになります。

ここに英語脳を形成するためのヒントがあります。

この環境が英語習得に及ぼす最大のアドバンテージは、英語を使う機会が圧倒的に多い、つまり、

「実践」=「Urgent Need」を求められる機会が、
圧倒的に多い

と言う点です。更に、海外生活で得られる「実践」の機会学習成果の関係について詳しく見ていきます。

学習成果に差が出る「実践」の要素:ポイントは”量”と”質”

国内と海外在住の英語学習者の習得スピードを比較した時、学習内容学習量天地程の差が出る可能性は少ないものの、「実践の機会」に関してはかなり大きな差が出ることがわかります。

ここで、海外生活環境からわかる英語脳の形成をより効果的に行うための「実践」の要素とは、次の2点:

1. 実践の量:

= URGENT NEEDが求められる機会を”どのくらい(回数や頻度)”設けているか

また、量を考慮した上で、より高いレベルを目指すにあたり重要になるのが、

2. 実践の質:

= 目指すレベルに適した”質”のURGENT NEEDを取り入れているか

これらの2つの点が、実践の効果を最大限に活用するカギになります。

\実践(量と質)の成果をより効果的に取り入れるための具体例集はコチラ👇/

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||シナジー効果|| 英語脳を使える状態にスイッチON! (1)(2)(3) X (4)

(1)(2)(3) (4)URGENT NEED=実践

英語脳の基盤のフォーメーションを完成させるプロセス

実践により得られる「URGENT NEED」の効果により、英語脳は活性化され、アクティブな(使える)状態になります。

実践による効果を最大化するポイントは、目標やレベルに応じて実践の”量”と”質”にフォーカスすること。

 

⚾このプロセスをスポーツで例えると、(1)X(2)X(3)で固めた基礎実際に試合形式で実践することで、実践力を身につけるフェーズになります
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